フコイダン療法の副作用と効能

ほんとうに、フコイダン療法に副作用はないのか?

 

体内では、神経組織や筋肉組織をのぞいて、多くの細胞が細胞分裂を繰りかえして絶えず入れ代わっています。不要な細胞や老化、あるいは傷ついた細胞は生理的な機構で死に、この細胞死をアポトーシスと呼ぶのです。

 

アポトーシスを誘導する遺伝子が不活性化し、アポトーシスを阻止する遺伝子が過剰に働きすぎると細胞は死ににくくなります。細胞が必要なときに死ねなくなると、増殖と細胞死のバランスが崩れることになり、アポトーシスの制御に異常をきたして細胞が死ぬに死ねなくなることが細胞のガン化の第1歩なのです。

 

がんが進展するにつれアポトーシスは起こりにくくなり、フコイダン療法や抗ガン剤は細胞のアポトーシスを引きおこす事によって効果を発揮しますがガン細胞はいろいろな機能によってアポトーシスに対して抵抗性をもつようになります。

 

またフコイダンをサプリメントで服用する場合は、高分子の食物繊維のため消化管からはほとんど吸収されず、ガン細胞に対する作用はほぼゼロ%。服用にあたっては医師と相談しましょう。

 

さらに副作用についての報告はありませんが、ガン細胞にアポトーシスを誘導することは通常の抗ガン剤の作用にも類似するため、安全性や慢性毒性に関するデータをきちんと確認することをおすすめします。