フコイダン療法の副作用と効能

国際的な学会でも知られ、いまや知名度アップ

 

「抗ガン剤とフコイダンの併用効果をまずは検証していく」、このコンセプトがフコイダン療法のもとを生んだ九州大学大学院農学研究院・白畑実(本来は旧字の実)隆教授と吉田年宏医師の研究当初の考えでした。

 

臨床の現場で抗がん剤とフコイダン併用の著効例が数々ある事実を科学的に裏づけることで、抗がん剤の奏功率を上げるためのフコイダン療法を確立し、より多くのガン患者のひとびとを救いたいというふたりの願いから研究が始まったのです。

 

彼らの研究成果は2010年6月の国際癌学会(シンガポール)や、同年9月の第69回日本癌学会学術総会(大阪国際会議場/RPH大阪)でも発表され、大きな反響と関心を呼びおこしました。

 

吉田医師によると、「研究はこれで終わりではなく、始まったところです」と意欲満々です。フコイダン療法とは、おもにガンにおける統合治療です。フコイダン(fcoidan)と、西洋医学(とくに抗ガン剤)との併用で実際に成果がが上がっていて、また末期ガン患者のQOL(クォリティオブライフ=生活の質)改善をはかり、積極的な治療ができる状態にもどす意味でも評価されています。フコイダン療法は大きな注目を浴る、統合医療の模範ともいえるでしょう。